風邪 子供にとって、一番身近な病気といえば「風邪」ですよね。「風邪」と呼ばれるものは、ほとんどが、鼻や喉にウィルスが感染して炎症を起こしている状態のことを言います。 風邪のウィルスは、250種類以上もあるため、一度風邪にかかっても、また違ったウィルスに感染すれば何度でもひいてしまいます。 赤ちゃんは、生後6ヶ月くらいまではお母さんの免疫があるために、風邪をひきにくいですが、絶対にひかないというわけではありません。 産まれてすぐからでも、風邪をひいてしまう赤ちゃんもいます。 高熱が出た場合は注意が必要ですが、「どうして赤ちゃんなのに風邪をひくの?」と心配する必要はありません。 赤ちゃんは、風邪をひきながら抵抗力をつけていくのです。 症状としてはくしゃみや鼻水、せきなどがあり、熱も出ますが、普通は3、4日で熱は下がって、1週間もすれば症状は良くなります。 38度以上の熱が4日以上続く場合は、風邪以外の病気も疑い、必ず受診しましょう。 ウィルスは、「飛沫(ひまつ)感染」によってうつります。 咳やくしゃみで簡単にうつってしまうので、風邪が流行っている時期は、人が集まる場所を避けることが一番の予防法になります。 風邪には特別な治療法はありません。 ほとんどの風邪は、自然に治るので、部屋の室温や湿度を快適にして、気持ちよく休ませてあげることが大切です。 水分の補給も大切ですね。離乳食の赤ちゃんは、無理強いしないようにして、消化の良いものを与えましょう。 |
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冬風邪といえば「ロタウィルス」 冬の下痢や嘔吐の原因となるウィルスは、7?8割がロタウィルスによるものだと言われています。 生後5ヶ月〜2才ごろまでの子供に多く見られる病気です。 主な症状は発熱と嘔吐と下痢です。 熱は発症してから半日から1日程度で下がりますが、嘔吐は2日程度、下痢は1週間ほど続きます。 1日に5、6回ほど激しく吐いたり、お米のとぎ汁のような白っぽい下痢便が出たりするのが特徴的です。 便は1日に10回以上も出ることがあり、ぐったりして元気がなくなったり、脱水症状を起こしたりすることもあるので注意が必要です。 脱水症状を防ぐために、市販のイオン飲料などで水分を補給してあげましょう。 ですが、吐き気がある時は飲ませてもすぐに吐いてしまうことが多いです。 少量ずつ、何回にもわけて飲ませてあげましょう。 脱水症状がひどい時には点滴をする必要があるので、水分がとれない場合は、早めに医療機関を受診してくださいね。 子供が嘔吐や下痢を起こすと周囲の人は大変ですが、枕元に洗面器や着替えを置くなどして対処するようにしましょう。 患者の便や嘔吐物の処理をする時には、十分な注意が必要ですよ。 ロタウィルスは非常に感染力が強いウィルスです。 10個以下のウィルスでも強い感染力があります。 患者の便や嘔吐物の中には大量のウィルスが含まれているので、処理をした後にはしっかりと手洗いをしておきましょう。 また、下痢の症状がなくなった後も、患者の便中にはウィルスの排出がしばらくの間続いています。 症状が治まった後も引き続き注意して、手洗いをしっかり行ってくださいね。 |
肺炎 肺炎は、息を吸った時に肺炎の菌が気管支の先端の肺胞にまで到達して、炎症を起こしてしまった状態のことをいいます。 老人がかかると、死に至ることのある怖い病気ですが、小さな子供がかかった時も注意が必要です。 「肺炎」には、細菌性のものやウイルス性のものなど、色々な種類がありますが、子供に多い肺炎は「マイコプラズマ肺炎」です。 マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマ・ニューモニエという病原体に感染することで起こる肺炎で5歳〜10歳の子供に多く見られます。 症状は、発熱やせきですが、他の肺炎と比較すると軽症で済みます。 発熱は高熱が1週間近く出る場合もありますが、発熱しない場合もあります。 せきは長く続きます。初めは乾いたせきですが、次第にたんが絡んだせきに変わっていきます。 くしゃみや咳で感染するので、園や学校などで流行したり、家族の間でも感染したりしやすいので、手洗いやうがいをして予防しましょう。 細菌性の肺炎も、乳幼児に多い肺炎です。細菌性肺炎は、肺炎球菌やインフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌、溶連菌などの細菌に感染することによって起こる肺炎です。 普通の風邪をひいていたり、インフルエンザに感染したりしている場合に、細菌に二次感染することで起こることが多いようです。 重症になると、あえぐように苦しそうになって呼吸困難になってしまいます。 顔色が悪い場合はすぐに受診しましょう。 6ヶ月までの赤ちゃんに特有の肺炎は、クラミジア肺炎です。 クラミジア肺炎は、母親がクラミジアに感染している場合に、生まれるときに産道感染することによって起こります。 また、鳥からも感染することもあり、ペットとして飼っている鳥がクラミジア病原体をもっていると、赤ちゃんにうつってしまうことがあります。 軽いせきから始まりますが、次第にひどくなっていき、ゼィゼィと呼吸が苦しそうになってしまいます。 熱は微熱程度で、結膜炎をおこして目やにが出るのが特徴的です。 抗生物質で治療ができるので、赤ちゃんの咳が気になる場合は早めに受診しましょう。 |
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